屋外イベントに参加するにあたり、イベント初心者の方に天候対策として参考になる点をまとめてみました。


◆◆◆ はじめに ◆◆◆

屋外のイベントでは天候リスクがどうしても付き物です。
天気予報や朝の天候が良好であっても、急な天候の変化に対応できるように必ず天候対策をして臨んで下さい。
たとえ、雨の確率が0%であっても通り雨が降る可能性はありますし、風については全く予測できません。
対策を怠って作品を駄目にしてしまっては元も子もありません。
きちんと準備さえしておけば、ちょっとした工夫で作品は守れます。


◆◆◆ 雨対策 ◆◆◆

早めに対応が基本

実際に雨が降り始めてから、雨対策を慌ててしても意味がありません。
天気予報の予想が悪い時はもちろんですが、そうでない時でも空の様子を観察して少しでも雨が降りそうな雰囲気になったら、すぐにシートをかけたり作品を一時避難させることができるようにスタンバイするようにしましょう。

作品の展示方法・レイアウトは天候状態に合わせて変えましょう

作品の種類にもよりますが、展示の仕方は天候状態に合わせて柔軟に変える必要があります。
展示・レイアウトに関しては、常に雨や強風に対処することも考慮して行って下さい。

例えば、机の上に単純に作品を並べるだけの展示であれば、上にシートをかぶせるだけで雨は完全に防げます。
天候リスクがありそうな時は、それに合わせて展示方法を切り替えることも必要です。
普段は凝ったレイアウトをしている場合も、天気が悪くなりそうな時はすぐに作品を守れるような形を優先すべきです。
最初は晴れていても、雲行きが怪しくなったら早めにレイアウトを変更した方が良いでしょう。

雨対策

雨対策の基本は、『作品にシートなどをかぶせて保護する』『作品を一時的に撤去して避難させる』の2つです。

1.作品にシートなどをかぶせる
基本です。
透明のビニールシートが、作品も見えてベストです。

ホームセンターのインテリアコーナーや、100円ショップにも置いてあります。
厚さは薄手のものから厚くてしっかりしたものまでいろいろですが、薄いものだと風でまくれたり飛ばされたりしやすいので注意が必要です。
クリップなどでしっかり固定しましょう。
何種類か用意しておいて、雨の度合いに合わせて使用するのが良いかと思います。
自分の展示の仕方に合わせて、十分な面積を用意しましょう。
また、強い雨の時は厚手のものを使用するのはもちろんですが、布をかけた上からシートをかぶせて2重にすれば更に安全です。

100円ショップで入手できる対策グッズとして、『シャワーカーテン』『自転車カバー』が使えるというご意見も頂きました。
『シャワーカーテン』は、透明ではないが軽量で安価、『自転車カバー』はサッと取り出せて、スッポリ覆えてしまうので便利ということです。
大きなビニール袋(120リットル)も、展示の仕方によりますがすっぽりそのまま覆えてしまえます。
自分の展示の仕方に合わせて、ホームセンターや100円ショップで使えそうなグッズを探すといいかもしれません。

ちなみにポストカードなど紙物の作品は、あらかじめ1枚1枚ビニールで包装しておくと被害を受けずに済みます。


2.作品を一時的に撤去

展示の仕方によっては、例えば立体的なディスプレイの部分は作品を撤去して保護する必要が出てくるケースもあるかと思います。
降り始めたら素早く撤去できるように準備をしておきましょう。
ビニール袋や、プラスチックケースなどをすぐに取り出せるようにしておくのがいいと思います。

気を付けたいのは、作品を収容する荷物や箱は地面に直接置かないことです。地面が濡れたら箱も駄目になります。
テーブルの下が雨も防げてベストですが、地面が濡れても大丈夫なように100円グッズなどで台になるものを準備しておきましょう。
また、雨で紙の箱が駄目になるケースが多いので、箱はプラスチックのものの方が良いかと思います。


3.その他の対策

作品の保護も大切ですが、自分たちも雨から守らなくてはなりませんので雨具は必要です。
折りたたみ傘と雨合羽を用意しておきましょう。
雨合羽は、100円ショップで売っているもので少々の雨の中の作業なら十分です。

また、タオル・雑巾も準備しておきましょう。
作品のみならずシートや荷物を拭くのに必要です。


◆◆◆ 風対策 ◆◆◆

風対策グッズは常備しましょう

風に関しては、予測が雨よりも難しいと言えます。
とはいえ全く吹かない、という日は稀ですし、穏やかなようでいて突然強風が吹くこともあります。
特に、紙物や布物など軽い作品を扱う方は、常に最低限の風対策をしておいて下さい。

また、雨と同様早めの対応も必須です。
風が強くなったら、倒れそうな展示物は早めに畳むなどして臨機応変に対処しましょう。


固定の仕方を工夫しましょう

風対策は、とにかく「固定」が基本です。
作品の種類によって、固定の仕方は異なってきますがいろいろと工夫してみて下さい。

風対策に有効なグッズとしては以下のようなものがあります。

・ガムテープ、両面テープ
・クリップ
・ひも、テグス、タコ糸
・文鎮など、おもり
・アクリル板
・ネット、網

<具体例>
・テーブルクロスも強い風が吹くとまくれてしまいますが、大き目の強力なクリップで固定するのがベストです。
・紙物はビニールに包装してテープで固定、またはテーブルにテグスやタコ糸などを張り渡してその間に挟むのも効果的です。
・平面的なものなら、上に透明アクリル板を置くだけでも有効。強風ならさらにおもりを使う。
・立体的なディスプレイをする際は、風をまともに受けるパネルなどよりもワイヤーネットなど風が通り抜けるものを使用する。
・軽くて小さな雑貨などは、風が出たらネットや網をかぶせて飛ばないようにする。

その他、作品の種類によって様々かと思いますが、ディスプレイ台などはテープや紐を使って倒れたりしないようしっかりと固定しましょう。
紙物や平面的な作品であれば、テグスかタコ糸を使えばほぼ完璧にガードできます。


◆◆◆ その他 ◆◆◆



雹なんて、東京近郊では数年に一度という現象ですが、降る時は降ります。
アート・ムーチョでは、2回もやられています。
2005年5月の八王子アート・ムーチョでは物凄い雹に見舞われ散々でした。

滅多にない事とはいえ、「天気が不安定」という天気予報の時は注意が必要でしょう。
ちなみに、雹が降りやすいのは意外なことに5月と7月なんですね。
6月、8月にも記録があるようです。

対策としては、雨対策の延長になるかと思います。
ですので、この時期「天気が不安定で、にわか雨が降りやすい」という予報を聞いたら、雹が来ても大丈夫なくらいに万全の雨対策をしておきましょう。
とはいえ、具体的にはシートを厚手のしっかりしたものにするくらいしかなさそうですが・・・。

ただ、雹や強いにわか雨は、前兆もはっきりしています。
雲行きを見て、危なそうな雲が出てきたら素早く対応(壊れやすいものはしまう、シートをかければいいだけの状態にしておく)すれば、被害も防げます。
5月アート・ムーチョの雹害の時も、早めに異常を察知して対応した方にはほとんど被害は出ていません。

また、大粒の雹は危険ですので自分の身を守ることも重要です。
怪我をしないように、無理はせずに危険を感じたらすぐに安全な場所に避難しましょう。


暑さ&寒さ

府中アートマートは毎月開催、真夏も真冬も開催しますので、暑さと寒さにも対応できるようにしましょう。
一般的な対策で十分かと思いますが、暑さ対策には帽子やタオル、水分補給など、寒さ対策には服装を万全にして使い捨てカイロなどを併用しましょう。
体調の悪い時は無理をしない方が良いかと思いますが、途中つらい時は無理せずに屋内に避難しましょう。


とりあえず、簡単ではありますが天候対策についてまとめてみました。
まだまだ有効なアイデアもたくさんあるかと思います。
また、作品によって特殊な対策をとられている方もあるかと思います。

有効なアイデアなどありましたら、是非こちらまでお寄せください。
フィードバックして、このマニュアルに反映させたく思います。
また、実際に有効な対策について画像も準備できれば掲載したいと思っています。

屋外イベント初心者の方に、少しでもこのマニュアルがお役に立てれば幸いです。